2009-06-03 医学のたまごで小説家のありかたを考える 小説 第二回大賞・三船恭太郎くんが2008年3月に受賞したとき、「最近読んだ本」としてあげたのが、『医学のたまご』(海堂尊・理論社)です。僕は当時読んだことがなく、最近読みました。とてもおもしろい小説ですが、巻末のあとがきに、是非みなさんに読んでほしい一文があります。 「私は小学六年生の時、初めて物語を書き上げました。そして二番目の物語を書いたときには…」 このつづきは、自分の目で確認してみてください。 「小説家」というのは、職業の名前ではないのかもしれないな、そんなふうな考えが浮かびました。