小説

ライ麦畑でつかまえて

大学のときに野崎孝さんの翻訳で読み、最近、村上春樹さんの翻訳で再読しました。主人公に必要以上に共感し、それゆえに反発してしまうような感覚はなく、もう少し冷静な目で楽しめたように感じます。山下敦史さんが「名作のツボ」というエッセイで下記のよ…

医学のたまごで小説家のありかたを考える

第二回大賞・三船恭太郎くんが2008年3月に受賞したとき、「最近読んだ本」としてあげたのが、『医学のたまご』(海堂尊・理論社)です。僕は当時読んだことがなく、最近読みました。とてもおもしろい小説ですが、巻末のあとがきに、是非みなさんに読んでほし…

今、一番売れている小説

ブログを始めて、一番初めに紹介する小説が、これでいいのかなあと何度も迷いました。でも、これだけ話題になっている今だからこそ読む価値もあるように思い、紹介することにしました。『告白』湊 かなえ (著) 双葉社「読むと元気になる!」「この本を読んで…