少年ジャンプが大好きだった

なんだか、最近まんがのことばっかり書いてる気がしますが、自社のコロコロを褒めちぎってばかりでは「宣伝じゃないの?」と思われてしまいそうなので、他社の雑誌のことを書こうと思います。

小学生時代、大のコロコロ好きだった僕ですが、「キン肉マン」をきっかけに、小学生高学年からはジャンプ派になっていきました。

中学時代は一日でも早く読みたくて、土曜日に買える隣町の店まで自転車で飛ばした立派な「ジャンプ狂」になってました。

大好きだった漫画は数え切れないほどありますが、当時のジャンプは漫画以外もすごくて、特に印象に残っているのは「キャッチフレーズグランプリ」です。


連載漫画それぞれに「男どもの熱き魂を焼き付けろ」みたいなキャッチコピーをつけるコンテストです。


ゲーム機本体とか、ビデオデッキとか、当時の子どもにはたまらん豪華賞品を、ハガキ一枚でゲットできるわけですから、もう必死で頭を振り絞って考えたものです。
なにより、自分の書いた一文に、大好きな漫画家さんが絵をつけてくれる!なんて、想像するだけで、ぼーーーっとしてしまうほど。



そして、この企画のすごいところは、普通に「これ募集して、ジャンプにどうメリットがあるの?」とか冷静に考えたら全く成り立たないものを、大々的にお祭りにして盛り上がっているところです。
熱気が雑誌、誌面を通して伝わってきたのです。
編集部なんか一度も見たこともないのに、編集部が大盛り上がりで作品を選考してる図を妄想してたものでした。


こう書いてて気づいたが、三船くんが「12歳の文学 第二集」に書いてる妄想の様子とまったく一緒だ!


なんだか、ちょっとうれしい。


が、三船くんと大きく違ったのは、僕の作品はグランプリどころか、下の賞にもかすらなかったこと!
くそー!! ボウズ頭に負けたー!
もうウン十年も経ってるけど、今更ながら悔しい。
妄想が実現していいなー 三船くん



ちなみに、「ついでにとんちんかん」というギャグ漫画の新キャラコンテストでは、入賞しました。「石上三年」(いしのうえみとし)というキャラでした。


こんなことを書いてたら、当時、必死で考えて、夢中で書いて、発表が楽しみで楽しみで、でも、不安で、、、なんて気持ちをリアルに思い出してきました。
入賞した喜び、落選した悔しさを知ってます。


ビデオデッキはもらえなかったけど、12歳の頃、いっぱいハガキを書いて良かった。