自信をなくす必要はまったくないのです

こんなすごいの書けっこない。。

そんなふうに思ってる人は多いのではないでしょうか。今年、12歳の文学賞に応募しようと思っていて、三船恭太郎くんの「12歳の空」を読んだ人は、なによりもまずショックを受けたかもしれません。

そして、「こりゃ無理だ。応募するのは止めよう」なんて思ってる人もいるかもしれません。
さらには、「将来は小説を書く人になりたいと思ってたけど、諦めよう」とまで思った人もいるかもしれません。

断言します。そんなふうに思うのはまったくの間違いです。

そんなことを思う必要はまったくありません。

三船くんの作品はたしかにすごいです。
あまりの完成度にショックを受ける気持ちは十分分かります。

でも、12歳の文学賞が求めているのは「完成度」だけではありません。
三船くんの作品のもつすごさとは、まったく逆の作品が、来年の春、大賞になっている可能性も十分にあるのです。

小説はそれくらい多様なものです。

そして、さらには、これまで一次審査も通過しなかった人が、十年後、二十年後に、三船くんをはるかに超える大作家になっている可能性も十分あるのです!


気休めを言ってるのではありません。もし、これが野球やサッカーだったとしたら、こんなことは絶対に言いません。
小説は小学生時代の差で将来が決まるようなものではないのです!

このことについてはまた改めて詳しく書こうと思います。


まずは、これだけは分かってほしいです。
三船くんの作品は確かにすばらしいです。が、だからといって、それにかなわない(と自分が思う)あなたの作品がダメな理由にはまったくならないのです!


もし、ショックなんて全然受けなくて「このくらいなら僕でも書けるな」と思ったなら、それはすばらしい!
それが真実でも、勘違いでもどちらでも構いません。
そう思える力を大切にしていきましょう!