8月も終わり… 政権も交代し… そして、いよいよしめ切り月!

12歳世代の皆さんはまだ選挙権ないですが、昨日の選挙は大注目だったかと思います。
さて、民主党がどれだけ頑張るのか、期待したいですね。
これだけ大勝すると、反動で足を引っ張り出すのがマスコミですが、少し長い目で見ていってほしいなと思っています。

さて、みなさんには自民×民主より(?)大注目の小説バトルのしめ切りが近づいてきました!

いよいよ、明日から9月です!
まだまだ、まだまだ今から書き始めても間に合いますよ!

大作、名作、珍作、待ってます!

自分ではとんでもない失敗作と思っても、審査員は大絶賛!  そんな可能性も十分あるのが、12歳の文学賞
さあ、まずは書き始めてみましょう。

もう応募した人は、是非もう一作!

全国学力テストの結果に一喜一憂している場合でなく

今年も全国学力テストの結果が公表され、「地域差が」「昨年より正解率が」と色々論じられていますね。

学力や格差の問題の本質とはほとんど関係ないことばかり喧伝されているような気がしてやみません。

私は最近、来春創刊の新雑誌のために、有名私学や教育関係者、ビジネススクールの方々の話をうかがったり、その現場を見させてもらっています。
そこで感じることは学力格差の問題はとてつもなく大きなことだということです。

私が小学生だった数十年前も、もちろん格差はありました。
でも、それは「教える内容の量や、教え方の技術」の問題であって、本人や親の努力で十分カバーできるものだったのです。


このところ、取材して感じることは、もはやそのレベルではありません。
「教える内容そのもの」が、有名私学と公立小学校では変わりつつあるということです。
おそらくその傾向は今後ますます強まっていくでしょう。


その差は学力テストの結果からは全く見えてこないはずです。

教育の機会格差はここまで大きくなっていることに、出版社として果たしてなにができるのだろう、自問自答の日々です。

出版ライブやります!出演します!

「音楽」にライブはあれど、
「出版」にはありません。

好きなミュージシャンのライブにいくたびにうらやましく思っていた私でしたが、
このたび、ついに実現してしまうことにしました!

企画会議に始まり、撮影、取材、デザイン、印刷までライブ化して、終了時に雑誌として売る!という世界最速、おそらく史上初の「出版ライブ」です。

イベントとして盛り上げるのはもちろんのこと、出版の新しい在り方を模索する一つの契機に…と、マジメなこと・壮大なことも考えていたりします。


子ども向け…とは言えないのですが、
興味を持ってもらえるとうれしいです!


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その場で雑誌を作って出版します!! 『瞬刊リアルタイム』 
〜世界で一番速い出版イベント〜 第一号(創刊号)

9月5日(土) 
会場:東京カルチャーカルチャー(お台場の観覧車真下、Zeppの真上です)
Open 16:00 Start 17:00 End 20:30 (予定)
前売券¥2,480(入場料\1,500・冊子代金\980・飲食代別途必要・ドリンク¥390〜)
<前売券はイープラスにて8/11〜発売!!セブンイレブンで支払い受け取りすれば手数料無料!!>


【出演】渡辺浩弐(作家)、小明(ライターアイドル)、永江朗(ライター)、他
【特別ゲスト】西原理恵子、生中継で登場!
【編集キャスト】
水野隆(小学館)、横山シンスケ(ニフティ)、ヨシナガ他

http://tcc.nifty.com/cs/catalog/tcc_schedule/catalog_090805202547_1.htm


公式サイト:
http://sites.google.com/site/shunkan00publishinglive/

しめ切りまで一ヶ月!

ごぶさたしてしまってます!
久しぶりにブログを書きます。

しばらく書いてないなあ、書かなきゃいけないなあ、なんて思いながら一ヶ月以上経ちました。。

こんなことでは皆さんに「ちゃんと小説書いてますか!?」なんてエラソーに言えない!

でも言います。
なぜなら僕はいくらブログを書いても、図書カード10万円や旅行券20万円もらえたり、
テレビで取材されたり、女の子からサインを頼まれたりしないのですから!
書かない理由はいくらでもあるのです。

でも、12歳の文学賞に応募しようと思ってる人は違います!

今書いたもので、デビューできたり、有名人になっちゃったり、海外旅行できちゃったりするかもしれないのですから!
…え、そんなふしだらな理由で応募しようとしてるんじゃない?

いーえ!
書き始める、書き続ける理由なんて不純だっていいのです。


思いっきり不純な動機で書いた、とてつもなく美しい物語、待ってます!

(美しくなくても、残酷でも、汚らしくても、おバカでも、どんな物語でも大歓迎ですよ)

東京国際ブックフェアで世界を叫ぶ

明日まで東京ビックサイトで開催中の東京国際ブックフェアに行ってきました。

日本中の出版社や印刷会社などがブースを出して、各々展示しています。
小学館ももちろん出展していました。
「話題の本」に三船恭太郎くんの「12歳の空」も並んでましたよ〜

このブックフェア、世界各地で開催されるものと比べてしまうと、なんとも…なのですが、まあ、それはおいておいて、
今回、僕が訪れた第一の目的は・・・

海外の出版社のブース!


そう!「あなたの国で12歳の文学賞やりませんか」と持ちかけることだったのです!

LA仕込みの流ちょうな英語で…というのはウソで、非常にたどたどしい英語で各国の人に話しかけてきました。

スペイン、イタリア、エジプト、タイ、イギリス、、、
それぞれ温度差はかなりありましたが、いい経験になりました!


みなさん、だいたいが「まずは本国に持ち帰って考えます」という答えでしたから、どれほどの実現可能性があるのかは分かりませんが、世界中で同時開催して、各国のチャンピオンの作品を集めた一冊を出せたら!と夢は広がります。

小説を書くことで身につく能力は、21世紀に必要とされる

12歳の文学賞は、単に「物語を書いてみましょう」というコンテストではないと思っています。

ロングセラーとなっているビジネス書「ハイコンセプト」(ダニエル・ピンク著、大前健一訳)は「情報の時代」だった20世紀に対し、21世紀は「コンセプトの時代」になると述べています。

ちゃんと説明しようとすると難しくなるので簡単に記すと、
20世紀型の世の中は、知識を使いこなす人が社会・経済を先導していた。
そこで求められていた能力が、21世紀ではコンピューターなどにとってかわられる。
したがって、21世紀には一歩進んだ能力が求められる。
ということです。

その「コンセプトの時代」で求められる6つの能力の一つが、物語を生み出す力だと言っています。

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定型的な知識労働の多くが、その形を変えられ、処理の速いコンピュータが代わりに行なうようになり、外国の賢い左脳型労働者に外注されるようになると、「物語」に代表される、「身につけるのが難しい能力」が、ますます貴重になってくるのだ。
(172ページ)

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僕は常々、「12歳の文学賞は将来小説家になる子を探し出す賞ではない」と言ってきました。
もちろん、優れた能力を持った人が将来、小説家になってくれたり、編集者になってくれたりするとすごく嬉しいのですが、まったく別のジャンルで「小説を書くことを通じて身につけた能力」を発揮してくれたら、それはまた非常に誇らしく思います。


まあ、そんな堅苦しいことを考えて小説を書かなくてもいいのですが、頭の片隅にでも「国語の成績が上がるだけでなくて、生涯にわたって使える力を鍛えられてるんだ」ということを知っておいてもらえたらなあと思います。

ロサンゼルスから戻ってきました。

LA通信を現地からたくさん送ろう!と思ってたんですが、行ってみたら、インターネット開いている時間がなんだかもったいなく、結局二回しか書かずに帰ってきてしまいました。


ただ、
今回の旅は今まで体験した旅のどれよりも圧倒的に有意義で、感じたこと学んだこと分かったこと、数多くあるので、ここで少しずつでも記して行こうと思います。

自分のための整理・備忘録も兼ねているので、「そんなこと小学生に言われても分からん!」というところもあるかもしれません。(まだ書いてないので、もしかしたらないかも)
でも、まあ気にせずに書きます。


まず感じたこと

人種の壁は思ってたより遥かに高いということ。

今回、生まれて初めて「語学学校」たるものに行きました。そしてその学校は、日本人はもちろん、ポーランド、スペイン、韓国、ドイツ、ブラジル、さまざまな国の人が集まっています。
僕はそれなりに海外のさまざまな国に旅行してきたほうだと思うのですが、あくまで観光でしかなく、今回のように多国籍の人たちが基本的に同じ立場でそろう場にいるという状況はほぼ初でした。

「人種の違いなんて知ったこっちゃない。肌の色なんかで中身が決まるわけなかろう」と僕は考えているし、きっとその語学学校にいる人たちも多くはそう考えていると思うのですが、状況はそうなってくれません。


授業中は様々な人種が入り混じって話をしているのに、休み時間、放課後になると、誰が見ても明らかなほど人種別に分かれていきます。


その壁を打ち破ろうとすることは、思ったよりもはるかに難しい。


悲観論でなく、そのことは(いい悪いは別として)明確に認めていかないといけないのだと思います。
ちょっと中途半端になってしまいましたが、また続きを書きます。